【参加記録】21会カンファレンス(2015/10/25)
毎年市民まつりにも学童こどもまつりにも参加しているけど、ブログの更新が滞ってる~
TwitterやFacebookで上げちゃってるからなあ。
とりあえず、先日の21会カンファレンス参加記録をアップ。
「大変化! 今子どもに必要な学力、教育、そして教師~2020年大学入試改革×新テスト最新情報を見据えて」
内容といってもメモの清書です。黒字=発言内容、赤字=重要と思ったポイント、青字=やや重要と思ったポイント、緑字=所感
①「グローバルリーダーと新テスト」吉田晋(富士見丘理事長校長)
20世紀型教育⇒暗記力。企業が求める人材=グローバル人材(英語4技能、思考力、海外で渡り合える力)→大学にグローバル人材育成を求める→対応するため高校のレベルアップが求められる→高大接続のあり方→試験の改革(2020~)
英語の4技能→外部試験の活用。今の教育課程の中でどこまで対応できるか。独自性を追求できるのが、私学教育の強み。
②「21世紀型教育の哲学」實吉幹夫(東京女子学園理事長校長)
S46年の学習指導要領で既にアクティブラーニングの言葉が使われ始めている。「テストをしないと子供は勉強しない」とは本当か? 男子のみ、女子のみの特性に合わせた教育の効果。私立学校の理念がそこにある。
③「新テスト対応の21世紀型教育」伊藤正徳(聖徳学園校長)
PISA2015の変更点=協働型問題解決能力の追加、CBT化。PISA2018では「グローバルコンピテンス」の導入が検討。
ICT授業の実践→機会を与えれば、生徒は自主的に考えて動く。まずはリテラシーをきちんと教える。授業のポイントは、時間(限られた時間内に行なう)・創造性・協働。日本型グローバルリーダーを目指せばよい。JICAのクリティカル・シンキングの授業(ポスター・セッション)の紹介⇒主体性はやや弱いが、思考力、判断力、表現力、協働型問題解決力はある。←入試・先生がダメにしてきたのではないか。先生の常識、学校の常識内に生徒を閉じ込めていてはいけない。
④「新テストを突破する思考力テスト」清水博幸(聖学園副校長)
21会で思考力セミナーを主催=思考過程を見える化する。ルーブリック(評価)をきちんと決める。ルーブリックについて教師間で話し合い、適宜追加・変更することが大事。
「機会さえ適したものを与えれば生徒は自主的に楽しく学んでいく」ことの実証。素晴らしい(羨ましい)。
⑤パネルディスカッション「4技能の英語教育の最前線と新テスト」白鶯訓彦(富士見丘教頭)、青井静雄(文化学園大学杉並教頭)、高橋一也(工学院英語教諭・21会教育総合研究所所長)、菅原久平(八雲学園高等部部長)
英語圏へ行く留学生の減少、学位を取得しない留学(短期留学)を選ぶ生徒の増加。語学力に自信がないから海外を避ける。早慶GMARCHでも英語はできない。入試問題(マークシート方式)の成功者=偏差値が高いだけ、では海外で戦えない。
(以下それぞれの学校の英語授業の紹介)
4技能フルに使える授業。公立(週4時間)より授業数が多い(週6~7時間)。イマージョン教育(英語で理科、など)、英語を使って問題解決を実施。
⑥「ICT教育で新テストを突破する」品田健(桜丘副校長)
ICTは授業を進化させ、生徒の能動的な学びの機会を増やすツール。予想もつかない未来で活躍する人材を育成する。やりたかったことができるようになるツール。
プログラミング×デザイン×ビジネス。どれかひとつでなく3つを重ねられる授業が実現。
⑦パネルディスカッション「教育改革のモデルとしてのSGH指定校」長塚篤夫(順天校長・高大接続システム改革会議メンバー)、江川昭夫(佼成学園女子教頭)、大島規男(富士見丘教育参与、SGH推進リーダー)
「他民族社会における平和的解決」をテーマに、NGOの力を借りて現地に入り込んだ海外フィールドワークを実施(佼成学園)。
SGH指定によって何が変わったか、何を変えたいか→生徒を「どう育てるのか」⇒生徒に探究心を起こさせる。異文化理解のためにサスティナビリティ教科、国際理解科を設置。子供たちの成果物を提出し入試改革に結び付けたい。
教育とはより良く生きるためのもの。人はより良く生きようとする力を持っていることを子供たちに伝えたい。
⑧「新テストの未来を牽引するSGT」石川一郎(かえつ有明校長)
一人でも多くのSGT=Super Global Teacherを育てることが大切。教師は共感的コミュニケーションで生徒に安心・安全の場を与える、粘土などで言語を使わない表現活動→そこから思考が始まる→自らの存在の力を認識(自己肯定感)→効果が循環していく。
教育実習生に「どうすればよいですか?」と聞かれても「どうすればよいと思う?」と聞き返すだけ。はじめはうまくいかず不安だらけの実習生だが、問われて考えて実践して失敗してまた実践して…を繰り返すうちに、翌週には見違えるほど生徒を引き付ける授業ができるようになった。指導教諭から与えられたものではなく実習生の内側から出てくる伝えたいという思いを生徒も受け取った。
異文化の人とコミュニケーションしながら場を創り出すためには英語が中心となる。
「教えない教師が理想」「先生、結局何も教えてくれなかった、と言われると成功」というのを最近どこかで見た(聞いた? 読んだ?)。
⑨「21世紀型教育の”Soul”」大橋清貫(三田国際学園学園長)
世界標準の教育(21世紀型スキル)とは「・英語力・(英語での)コミュニケーション力・サイエンスリテラシー・ITリテラシー・考える力」。
20世紀型教育にプラスする21世紀型教育。本物のアクティブラーニングとは→自分で考え意見を持ち人に正しく伝える力、好奇心でいっぱいになる授業。共生=持続可能性の本質を考える。
未来をつくる人間を育てる先生を支援する文教ジャンルは面白い。
⑩「学校改革としての21世紀型教育」高橋博(聖パウロ学園理事長学園長)
公立小からアクティブラーニングを中心とした授業、英語学習の強化を始めている。←私学がやってきたことを公立が真似し始めて、公立が追い上げてきている。私学は学校経営を含めて考える必要がある。21世紀型教育=知識を与えるのではなく人を育てること。知識はPCスキルがあれば要らない(調べれば済むから)。21世紀型スキルを教えられる教師力のアップが必須。
英語が基本となるとどうすれば子供たちに実感させられるか、が課題。教師の力量が問われる。確かに学校公開に行くと、総合や国語の授業などでロジカルシンキング、アクティブラーニングの技法を取り入れ始めている。ただ懸念するのは、技法だけ取り入れて、結局、親や教師(大人)の望むような唯一の正解に導こうとしていないか、ということ。絶対の正しい答えはない、間違ってもいい、自分と異なる意見を受け入れる、といったことを(公立小でも)身に付けさせるには、教師側にも余裕がないと難しいだろう。せっかくアクティブラーニングを取り入れていこうとしているのに、「正解」に導く方向にいくのはもったいない(教師側もその方が「安心」なのだろうか)。公教育に取り入れるなら、教員の研修やクラス編成の考慮などがさらに必要だろう。公立校は多様な児童がいるからこそ、多様性を認めあうような学校であってほしい。「考える訓練」は大人も必要。
⑪「新テストそして2045年を見据えて」平方邦行(工学院校長)
2045年にAIが人間の知能を越える、という発表があった→2030年、AI活用のもとで才能が重視される社会へ変わる→2020年大学入試改革。まず英語入試が4技能、外部団体の試験導入で変わる。大学入試制度改革-①知識②思考力・表現力・批判力③多様性・主体性・協働性を測る。アクティブラーニングの実践には指導法を明記。
⑫「3つの改革に対応する新模擬テスト」山下一(首都圏模擬センター取締役)
ブルームのタキソノミーの「知識・理解・応用」(インプット)までは従来の入試の知識テストで測れてきた。2020年大学入試改革で視野に入る「論理・批判・創造」に対応するには、教師と生徒の関係を把握、さらに関係を創出していくシステムが必要。
まとめ「未来から出現する教育」渡辺眞人(共立女子前校長・21会顧問)
「いかなる時代でもどんな状況でも生き延びていく力、あらゆる状況で自分の持つ力を転移させて生かせる力」を持つ人間を育成していこう。私学の教育理念として、その実践方法を考えていこう(これが21会の理念)。
公立校で教育を受ける生徒にはどう生かしていけばよいのか。公教育に期待できないなら、家庭教育、あるいはノンフォーマル教育であるガールスカウト活動でどう生かしていけるか、企業の側面から何ができるかを常に考えていきたい。
長丁場でお尻が痛くなりました~(>_<) でも吸収したもの一杯。私はharpやsingに、自分が与え得る最高の教育を与えてあげられているだろうか。公立しかやれないけれどその中でできる最もよい選択をしていきたいなあ。
TwitterやFacebookで上げちゃってるからなあ。
とりあえず、先日の21会カンファレンス参加記録をアップ。
「大変化! 今子どもに必要な学力、教育、そして教師~2020年大学入試改革×新テスト最新情報を見据えて」
内容といってもメモの清書です。黒字=発言内容、赤字=重要と思ったポイント、青字=やや重要と思ったポイント、緑字=所感
①「グローバルリーダーと新テスト」吉田晋(富士見丘理事長校長)
20世紀型教育⇒暗記力。企業が求める人材=グローバル人材(英語4技能、思考力、海外で渡り合える力)→大学にグローバル人材育成を求める→対応するため高校のレベルアップが求められる→高大接続のあり方→試験の改革(2020~)
英語の4技能→外部試験の活用。今の教育課程の中でどこまで対応できるか。独自性を追求できるのが、私学教育の強み。
②「21世紀型教育の哲学」實吉幹夫(東京女子学園理事長校長)
S46年の学習指導要領で既にアクティブラーニングの言葉が使われ始めている。「テストをしないと子供は勉強しない」とは本当か? 男子のみ、女子のみの特性に合わせた教育の効果。私立学校の理念がそこにある。
③「新テスト対応の21世紀型教育」伊藤正徳(聖徳学園校長)
PISA2015の変更点=協働型問題解決能力の追加、CBT化。PISA2018では「グローバルコンピテンス」の導入が検討。
ICT授業の実践→機会を与えれば、生徒は自主的に考えて動く。まずはリテラシーをきちんと教える。授業のポイントは、時間(限られた時間内に行なう)・創造性・協働。日本型グローバルリーダーを目指せばよい。JICAのクリティカル・シンキングの授業(ポスター・セッション)の紹介⇒主体性はやや弱いが、思考力、判断力、表現力、協働型問題解決力はある。←入試・先生がダメにしてきたのではないか。先生の常識、学校の常識内に生徒を閉じ込めていてはいけない。
④「新テストを突破する思考力テスト」清水博幸(聖学園副校長)
21会で思考力セミナーを主催=思考過程を見える化する。ルーブリック(評価)をきちんと決める。ルーブリックについて教師間で話し合い、適宜追加・変更することが大事。
「機会さえ適したものを与えれば生徒は自主的に楽しく学んでいく」ことの実証。素晴らしい(羨ましい)。
⑤パネルディスカッション「4技能の英語教育の最前線と新テスト」白鶯訓彦(富士見丘教頭)、青井静雄(文化学園大学杉並教頭)、高橋一也(工学院英語教諭・21会教育総合研究所所長)、菅原久平(八雲学園高等部部長)
英語圏へ行く留学生の減少、学位を取得しない留学(短期留学)を選ぶ生徒の増加。語学力に自信がないから海外を避ける。早慶GMARCHでも英語はできない。入試問題(マークシート方式)の成功者=偏差値が高いだけ、では海外で戦えない。
(以下それぞれの学校の英語授業の紹介)
4技能フルに使える授業。公立(週4時間)より授業数が多い(週6~7時間)。イマージョン教育(英語で理科、など)、英語を使って問題解決を実施。
⑥「ICT教育で新テストを突破する」品田健(桜丘副校長)
ICTは授業を進化させ、生徒の能動的な学びの機会を増やすツール。予想もつかない未来で活躍する人材を育成する。やりたかったことができるようになるツール。
プログラミング×デザイン×ビジネス。どれかひとつでなく3つを重ねられる授業が実現。
⑦パネルディスカッション「教育改革のモデルとしてのSGH指定校」長塚篤夫(順天校長・高大接続システム改革会議メンバー)、江川昭夫(佼成学園女子教頭)、大島規男(富士見丘教育参与、SGH推進リーダー)
「他民族社会における平和的解決」をテーマに、NGOの力を借りて現地に入り込んだ海外フィールドワークを実施(佼成学園)。
SGH指定によって何が変わったか、何を変えたいか→生徒を「どう育てるのか」⇒生徒に探究心を起こさせる。異文化理解のためにサスティナビリティ教科、国際理解科を設置。子供たちの成果物を提出し入試改革に結び付けたい。
教育とはより良く生きるためのもの。人はより良く生きようとする力を持っていることを子供たちに伝えたい。
⑧「新テストの未来を牽引するSGT」石川一郎(かえつ有明校長)
一人でも多くのSGT=Super Global Teacherを育てることが大切。教師は共感的コミュニケーションで生徒に安心・安全の場を与える、粘土などで言語を使わない表現活動→そこから思考が始まる→自らの存在の力を認識(自己肯定感)→効果が循環していく。
教育実習生に「どうすればよいですか?」と聞かれても「どうすればよいと思う?」と聞き返すだけ。はじめはうまくいかず不安だらけの実習生だが、問われて考えて実践して失敗してまた実践して…を繰り返すうちに、翌週には見違えるほど生徒を引き付ける授業ができるようになった。指導教諭から与えられたものではなく実習生の内側から出てくる伝えたいという思いを生徒も受け取った。
異文化の人とコミュニケーションしながら場を創り出すためには英語が中心となる。
「教えない教師が理想」「先生、結局何も教えてくれなかった、と言われると成功」というのを最近どこかで見た(聞いた? 読んだ?)。
⑨「21世紀型教育の”Soul”」大橋清貫(三田国際学園学園長)
世界標準の教育(21世紀型スキル)とは「・英語力・(英語での)コミュニケーション力・サイエンスリテラシー・ITリテラシー・考える力」。
20世紀型教育にプラスする21世紀型教育。本物のアクティブラーニングとは→自分で考え意見を持ち人に正しく伝える力、好奇心でいっぱいになる授業。共生=持続可能性の本質を考える。
未来をつくる人間を育てる先生を支援する文教ジャンルは面白い。
⑩「学校改革としての21世紀型教育」高橋博(聖パウロ学園理事長学園長)
公立小からアクティブラーニングを中心とした授業、英語学習の強化を始めている。←私学がやってきたことを公立が真似し始めて、公立が追い上げてきている。私学は学校経営を含めて考える必要がある。21世紀型教育=知識を与えるのではなく人を育てること。知識はPCスキルがあれば要らない(調べれば済むから)。21世紀型スキルを教えられる教師力のアップが必須。
英語が基本となるとどうすれば子供たちに実感させられるか、が課題。教師の力量が問われる。確かに学校公開に行くと、総合や国語の授業などでロジカルシンキング、アクティブラーニングの技法を取り入れ始めている。ただ懸念するのは、技法だけ取り入れて、結局、親や教師(大人)の望むような唯一の正解に導こうとしていないか、ということ。絶対の正しい答えはない、間違ってもいい、自分と異なる意見を受け入れる、といったことを(公立小でも)身に付けさせるには、教師側にも余裕がないと難しいだろう。せっかくアクティブラーニングを取り入れていこうとしているのに、「正解」に導く方向にいくのはもったいない(教師側もその方が「安心」なのだろうか)。公教育に取り入れるなら、教員の研修やクラス編成の考慮などがさらに必要だろう。公立校は多様な児童がいるからこそ、多様性を認めあうような学校であってほしい。「考える訓練」は大人も必要。
⑪「新テストそして2045年を見据えて」平方邦行(工学院校長)
2045年にAIが人間の知能を越える、という発表があった→2030年、AI活用のもとで才能が重視される社会へ変わる→2020年大学入試改革。まず英語入試が4技能、外部団体の試験導入で変わる。大学入試制度改革-①知識②思考力・表現力・批判力③多様性・主体性・協働性を測る。アクティブラーニングの実践には指導法を明記。
⑫「3つの改革に対応する新模擬テスト」山下一(首都圏模擬センター取締役)
ブルームのタキソノミーの「知識・理解・応用」(インプット)までは従来の入試の知識テストで測れてきた。2020年大学入試改革で視野に入る「論理・批判・創造」に対応するには、教師と生徒の関係を把握、さらに関係を創出していくシステムが必要。
まとめ「未来から出現する教育」渡辺眞人(共立女子前校長・21会顧問)
「いかなる時代でもどんな状況でも生き延びていく力、あらゆる状況で自分の持つ力を転移させて生かせる力」を持つ人間を育成していこう。私学の教育理念として、その実践方法を考えていこう(これが21会の理念)。
公立校で教育を受ける生徒にはどう生かしていけばよいのか。公教育に期待できないなら、家庭教育、あるいはノンフォーマル教育であるガールスカウト活動でどう生かしていけるか、企業の側面から何ができるかを常に考えていきたい。
長丁場でお尻が痛くなりました~(>_<) でも吸収したもの一杯。私はharpやsingに、自分が与え得る最高の教育を与えてあげられているだろうか。公立しかやれないけれどその中でできる最もよい選択をしていきたいなあ。
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